Contents
お友達や同じくらいの歳の子との関わり方
同じくらいの歳の子との関わり方を、自閉症スペクトラムの長女はまだあまり知りません。
年子の妹がいたり、二つ上、四つ上の従兄弟がいるので特に一緒に居る事に対して苦痛があるわけではありません。
むしろ、妹に関しては居ないと不安なこともあるほどです。
それでも療育センターでも特別支援学校でも、近所の公園でも特に誰かと一緒に遊ぶということはしません。
たまに坊主頭の男の子を見つけたり、可愛い帽子や洋服を身につけている女の子を見つけると自分が触りたくて近づいてしまうくらいで、人が集まっているところは避けているようにも感じます。
子どもがわーっと集まっているようなところからは、すっといなくなり一人で行動をしています。
また、娘が会話ができないことを知らずに、同い年くらいの子に話しかけられても、ほとんど無視の状態です。
親が近くに居る時は、話しかけてくれた子に説明するのですが、結局は言葉のキャッチボールはないので一緒に遊ぶことはなく終わってしまいます。
けして、子どもが苦手なわけではないと思うのですが…
学校や放課後デイサービスの先生達などの大人との関係はそれぞれ娘なりに役割を決めて関わり方を時間を掛けて見つけていっているようです。
そんな姿を見ると、今の段階で「お友達」とは同じ場所に共存することは出来たとしても、遊んで貰ったり、面倒を見てもらうことはあっても、対等に一緒に遊ぶにはその術を持ち合わせていない感じです。
妹や友達と一緒に遊ぶのは難しい!?ルールや設定のある遊び
おままごとやかくれんぼ、色おにや高おにとかプリキュアごっことか、ルールや設定がある遊びが妹の方はやたら好きだなぁと思っていたら、
幼稚園の子たちはみんなそんな風に遊んでいました。
お姉ちゃんは追いかけっこが最近やっと逃げることの楽しみを見出した位で(追いかけることは今の所、目的が見当たらない感じ)、じゃんけんもわからないし、そういう遊びには参加しないで一人で遊んでいます。
妹はやっぱり遊ぶ時も誰かと一緒に遊ぶことの方が楽しいようで、家でも大人に相手して貰いたいようで、色々と求めてきます。
最近ではお姉ちゃんでは、幼稚園の様には遊べず物足りないので、外に出ても他の子と遊ぶことを求めるようになりました。
最初は「お姉ちゃんと遊べばいいのに」と思っていましたが、それはこの先もっと難しくなりそうです。
ルールや設定などが遊びに更に増えてくるし、そもそも会話ができなければ中に入ることも難しいでしょう。
また、家族で出かけても2対2で別れて行動するようになりました。
もちろん、全て一緒に行動するのが無理だというわけではなく、集まってはバラバラになってを繰り返す感じです。
それでも妹が全てをお姉ちゃんに合わせて行動して貰う訳にはいかないし、自分の行きたい事ややりたい事を優先されることもこの先重要だと思うので、無理に全員で行動しない方が、みんなストレスにならなくて良いのではないか?って感じになってきました。
この先も姉妹でどんどん興味も求めるものも差が出てくると思います。
お互いに理解できない事も沢山出てくるのでしょう。
それは親にもわからないものになってくるかもしれないけれど、色々な信号やサインを見逃さないようにしたいです。
集団行動はやっぱり自閉症児は苦手?グループより一人で自由に動きたい
娘は家族で居る時すら、好きな場所では好きなように一人で自由に行動します。
自分の行きたいルートが決まっていたり、順番が決まっていたりします。
当然のことながら遠足などでのみんなでの集団行動は本当に苦手です。
友達との会話を楽しんだり、ごっこ遊びなどができるレベルではないですし、
そもそも妹以外の他人には、まだ興味がありません。
自分が見たいものだけを見たいし、それを時間やルールで束縛されたくないのです。
家族と一緒に居る時は、妹とママ、パパと長女のように別れて行動してでもそういう一人の時間を大切にしてきました。
でも、それは一歩外に出れば、ただの超ワガママな行動になってしまいます…
親もそんな考えだから、不安でしかなかった療育センターの遠足…
先生たちのおかげでしかないのですが、何とか療育センターの遠足を乗り越えました♪
大好きな水族館だったからこそ、もっと自分の好きな場所を気が済むまで同じ動物を何回も見たかったでしょう。
それでも我慢して?遠足でみんなと一緒に行動するということを体験できました。
本人的には我慢の方が多くてけして満足はできなかったでしょうし、イライラしてママや先生にあたってしまう事もありました。
つまらないと感じるストレスな時間もあっただろうけれど、カメラを見直すとニコニコの笑顔もありました。
一人でいる時でなくても良い顔をしている時間があったのです。
そういう写真を見ると、なんだかんだ成長していることを実感できます。
去年の療育センターの遠足は参加できなかったから、最後の遠足に参加できて本当に良かったです。
集団行動はこれからもずっと課題ではあるけれど、少しずつそういう時間に慣れていくこともできたらいいなぁ…
友達と遊ぶことは難しい?
最近は、妹と遊ぶこともかなり増えてきて追いかけっこやだるまさんが転んだ(これも結果的には追いかけっこ)などをするようになりました。
遊び方も色々変わってきてはいるものの、好きな場所や好きなものがある所では一人の時間もやっぱり好きなんだろうなと見ていると感じます。
先日、毎年恒例の合同の誕生日会が甥っ子たちと開催され、リカちゃん人形のお姫様のようなドレスを着たバージョンを頂いたのだけれど、
実家の二段ベッドの上で一人で喋ったり、歌を口ずさみながら新しくゲットしたリカちゃん人形を堪能していました。
こっそり覗いてみると、本当に楽しそうに遊んでいる姿が見えました。
同じぐらいの年代の子が集まると、つい親もみんなで遊ぶことを求めてしまいがちです。
公園とかで遊んでいても一人だけ違うことをしていたり、違う遊びをしていると勝手にみんなに混ぜてあげたりしてしまうこともあります。
寂しそうに見えたり、どこかでみんなと一緒に遊ぶことを求めてしまっているのかもしれません…
単純に親の目が足りない時はその方が楽だからと自分が楽をしてしまっているのかもしれないのもあるけれど…
実際はそれはそれでコミュニケーションと言う意味で子供にとって必要なことかもしれません。
ただ、そういう時間だけでなく一人の自由の時間も娘にはきっと大切なんだろうなと思いました。
もちろんお友達と会話ができてルールも理解できて一緒に遊べるようになったら、それは嬉しいことだけれど、
こっそり覗いて邪魔をしといてなんですが…きっと娘には一人で遊ぶ時間も必要なんだと思います。
一人で想像したり、お話をしたり、貴重な時間なのかもしれません…邪魔しといてあれですが…
揉めるくらいなら一人で遊ぶ方が好き
室内のプレイルームなどで遊んでいると、どうしても玩具の取り合いだったり場所との取り合いがあります。
娘は先に遊んでいたとしても、後から来たお友達と争いになりそうになると、すぐに離れて他で遊びます。
基本的に、誰かと取り合いをしたり、絶対に貸さないってことはほとんどありません。
この日も、冷蔵庫の中にトウモロコシの玩具を入れたり、牛乳を入れたりしながら遊んでいました。
そこに、後から来た子が無理やり、場所を取ってそれ以降はずっと貸してくれませんでした。
しばらくは離れていた娘も、やっぱりそこで遊びたくて、その子が他で遊んでいる好きを見計らって冷蔵庫の所に行きます。
そうすると、それを見たその子は、他で遊んでいたにも関わらず、猛然とダッシュをしてきて
その小屋から出て行けと言います。
こういうケースは結構よくあることだし、そういう時はだいたい親はスマホをいじっていて見ていないか、
見ていても、見ていないふりをするか、どちらかです。
今回は、他の子どもにも同じことをやっていましたが、見ていても親は全く注意をしないパターンでした。
こういう時は、娘は無理やりごり押すことはしないので、見ていて、何だかやりきれない気持ちになります。
それでもこの日は、娘はこういう場面で頭を使って、お気に入りのトウモロコシの玩具だけ持って、他で遊ぶようになりました☺
きっとワチャワチャ揉めるくらいなら一人で遊ぶ方がいいやと思って、離れたのでしょう。
何だか大人な対応です☺
きっとトウモロコシはとなりのトトロに出てくるから、好きなんだと思います。
ただ、ずっと放さず持って遊んでいたトウモロコシの玩具を帰り際、目立たない場所に隠していました☺
だるまさんがころんだや追いかけっこの遊び
外や家で遊ぶ時に以前よりもずっと、追いかけっこを求める時間が増えました☺
だるまさんが転んだという名のただの追いかけっこなのですが、振り向いたら、娘を追いかけるというシンプルな遊びなのですが、
「だるまさん」と言いながら、人を端の方に方に行かせて、やろうとしたり、
わざとスピードを緩めて追いつけそうな距離まで近づいてから、逃げたりと駆け引きをするようになりました。
以前は、遊びと言っても、一人で黙々と遊ぶことがほとんどだったから、
こうやって人とコミュニケーションを取りながら遊ぶ方法も少しづつ出来るようになって、やっぱり嬉しいです。
その反面、個人的には、人と遊ぶというのは大人となった今となっては尚更、
本当に価値観が一緒だったり仲が良くないのであれば、面倒臭いことも多いと思います。
だから、別に無理して友達に合わせて、ずっと遊ぶ必要はあんまりないのかなとも思います。
本当に楽しいのなら、遊んだ方がいいとは思いますが、子どもが友達と遊んだほうが絶対に良いというのは、あまりピンと来ていません。
以前なら子どもが友達とみんなでワイワイ同じことで盛り上がって、楽しそうにしていた方が良いかなと思っていたのですが、
実は、うちの子も含めて一人でいる子の中にはみんなでいることを、そのタイミングでは全く求めていないこともあるんだなと知りました。
だから、一人で寂しそうとか可哀そうとかは勘違いなこともあるんだと思います。
本人にその気持ちをまだ聞いたわけではないけれど、うちの子に関しては一人で遊んでいる時間も好きなんだと思います。
だから、コミュニケーションを取りながら遊ぶ方法も一人で遊ぶ時間も両方を大切にしてあげたいなと思います☺
一人でいる時間が欲しい…って大人は当たり前のように言うけれど、きっと、そういう時間が欲しい子どももいるんだと思います👣
おままごとにちょっと参加するようになった
おままごとが好きかどうかはわからないけれど、今までは扉の開け閉めがメインの仕事だったのに…
今でも大好きで何回もやっているけれど、
それだけでなくて、自分からエプロンを着けてくれと持ってきて、何やら料理っぽことをやっていました☺
うちのママはエプロンを付けないから、これは確実に何かしらのテレビからの影響です👣
料理をする時はエプロンを付けるとどこで学んだのだろう…
どこでというか、何を見たのだろうか…今の所、わからないけれど、そういう遊び方もできるようになった♪
食べたふりとかも、最近するようになったのは嬉しいです☺