発達障害、自閉症スペクトラム、ADHD、知的障害のゆっくりさんの子どもとその家族の小さな小さな足跡です👣

LITTLE LITTLE FOOTSTEPS

ADHD 発達障害 自閉症スペクトラム

自閉症児のこだわりや順番、自分だけのルールに対応し崩すべきか?見通しの立て方とスケジュール

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新型コロナウィルスの影響でスケジュールが変更

階段を降りる姿

新型コロナウィルスの感染予防対策で、今までと同じような生活ができなくなりました。
学校もなければ、放課後デイの時間も違います。
いつも遊びに行ってる場所も営業していません…
全く見通しが立たない状況です…
自閉症スペクトラムの子だけでなく、ストレスを抱えてる子は本当に多いと思います。
そんな中で、我が家もずっと我慢して耐えなくてはいけない日々が続いています…

普通の生活や当たり前の日々の有り難さを、こういう時でしか知らないのはなんとも情け無い話ですが…
少しでも早く今まで通りの生活がしたいです…
今までの生活は本当に贅沢だったことに、窮地に立たされて気が付きました。

毎日を大切に生きなくては…

スケジュールや今日の予定を言葉で確認できるようになる

公園で遊ぶ自閉症児

特別支援学校の一年生になった娘は、療育センターからずっとやってきた見通しの立て方やスケジュールを確認する方法に慣れてきたのか、毎朝、言葉で予定を確認するようになってきました。
「1番、バス」「2番、お家」など数は少ないですが、何度も今日の予定を繰り返して聞いてきます。
自分が嫌な場所が入っていると、しつこく繰り返し他の場所を言わせようと、1番からやり直します。
プールや公園、自転車などは好きなことなので、すんなり受け入れてくれるのですが、放課後デイの名前などは予定をなかなか受け入れてくれません。
顔の横で手を重ねて寝るポーズをして「おやすみ」と言って、受け入れるまでに時間が、かなりかかります。

それでも、よく考えると、こういうやり取りができるなんて夢にも思っていなかったし、少なからず言葉で自閉症スペクトラムの娘の希望を聞けたり、スケジュールを確認できるようになりました。
本当に少しずつゆっくりだけれど成長しているのです。

嘘をつかないで促すのは難しい!自閉症児への予定の説明の仕方

動物園のペンギンと女の子

7歳になり自閉症スペクトラムの娘も、まだまだ単語ではあるが、言葉での要求が以前よりもずっと増えてきた。
自分が今日行きたい場所を朝から連呼してくる様になった。

しかさ、恐らくいくら要求しても応じてくれないことに気が付いたのか、親が誤魔化そうと娘の要求を適当に流すと怒りを露わにする様になったきた。

「動物園」と言われれば、「そうだね。動物園行こうね」と誤魔化し、「自転車」と言われれば、「後で自転車やろうね」と何となく対応は流している。

これは本当に親の都合による適当な嘘で、ましてや後回しにされたまま、なかったことにされる事がほとんどである。

そして更に娘が嫌なことをする時にも、嘘がご褒美として都合良くチラつく…
病院に行く時や親の都合で娘の興味のない所に連れて行く時など…

娘の場合は食べたいものでも同様で、ラーメン、カレー、ポテト、お肉などをこちらの台所事情など関係なく、自分の欲求のまま求めてくる。

自分の気持ちや感情を表現出来るようになったと言えば、それは本当に嬉しいことだし、親はずっと待ち望んでいたことである。

しかし、それにも関わらず、やっぱり欲が出てくるもので、それが出来るようになると更に聞き分けも求める様に親がなってしまっているのだ。

それは娘に更なる成長を勝手に期待している大人の都合で置いておいて(笑)

何とか、娘に嘘を使わないで見通しを立てる方法を親が見つけていかなくては…

気持ちの切り替えができるようになること



理解も言葉も少しずつ増えているから、娘にたいして以前よりもワガママとか、融通が利かないと思うことがかなり減りました。

それでも疲れてたり、本当に嫌な時はどうにもならないことも、まだ沢山あるけれど、以前よりもずっと減りました。

どこかに出掛ける時も、好きな場所から切り上げたり、切替が上手く出来るようになりました。

それは、言い換えると無理矢理付いて来させることが出来るようになったと言うことです。

我慢して、泣いたり、暴れたりしてもダメだと諦めるのです。

言うことを聞けるようになったと言うのは、親の言い分でしかないなと。

それでも時間にもお金にも人手にも限界はあるから、そうせざるを得ないことが生きていれば、ほとんどです。

だけど、もし自分に余裕がある時は出来るだけ、好きな場所で好きなようにする時間を作ってあげたいなと思います。

動物園に来て、1時間以上水遊びをしていたとしても、それも娘なりの楽しみ方なのです。

写真のようにオランウータンとコミュニケーションをとっているかのように接近した時よりも、いつもの小川を発見した時の方が嬉しそうな顔をしています☺︎



最近の娘は以前よりも、ずっと気持ちの切り替えが上手になりました☺︎

自分が理解できる単語や写真などを見れば、待ったり、やらなくちゃいけないことを出来る機会が増えました👣

そういえば、自分から単語を発信して何かを要求することも自然と多くなっています。

本当にいつの間にか、しかもちょっとずつ出来ることが増えているから、当たり前になってきてるけど、ちゃんと成長を褒めてやらないといけないなと文字にしながら、反省しています。

毎日のバタバタの中でそう言う大切なことができなくなってしまってそうだ😭

動物園でも、大好きな見たかったトラが目の前に現れなかったとしても、次に気持ちの切り替えが出来るようになりました。

ただ、水がある場所では、遊びたい気持ちの方が勝ちます👣

ただ、自分も一緒に入ってみるとわかるのは、確かにめちゃくちゃ気待ちがいい☺︎

小川のような、いつも気になっている場所があり、この日は天気も良かったので、娘には本当に最高の場所となりました☺︎

すごいのは、広い動物園なのに、この場所まで自分の興味のない動物には目もくれず、駆け足で進んで行きます👣

多分、道は覚えているのです。

動物園に来たにもかかわらず、この小さな小川で2時間以上遊び、飽きてきたところで、ようやくオカピで釣れました☺︎

オカピに行くまでも、一直線で他の動物は見らように促しても、5秒程度です。

最終的には、また、水辺のアスレチックと大きな遊具まで行きます👣

目標があれば、抱っこしなくても1日動物園で過ごせるようになったのです。

娘のように、まだ言葉のボキャボラリーが少ない子は、自分のしたい事を上手く伝えられないから、もしかしたら、もっとワガママを言いたいのかなとも思います。

もっと、あーしたいとかこーしたいとか、感じているのにまだ伝えられないから、怒ったり、泣いたり。

何かを言葉にして、ママやパパがわかってくれた時に、伝わった時に本当に嬉しそうな顔をします😍

全部を理解する事は難しいかも知れないけれど、少なくても1番の理解者になりたいなあ👣

 

 

やりたいことや楽しみを明日までとっておく

大好きな自転車に乗ることや、オレンジ、楽しみな事や今すぐにやりたい事を、「明日」と説明することで、我慢することが最近できるようになりました。

明日という近い見通しで、気持ちの整理ができる場面が増えました。

水族館や動物園とかの週末の予定などでも、悪い言葉で言えば釣れるようになりました。

ただ、あまりに多用したり、本当にできないことは、親として、大人として言わないように気をつけなくては、軽々しく使うと嘘つきになってしまうので、気をつけなくては行けません。

それでも、今すぐにやりたいことや食べたいものや楽しみを明日にまでとっておくことができるように徐々になっているのは、すごい成長だと思います。

そういう成長をちゃんと残していきたいのに、ブログをサボり気味です…

大人の方が楽しみばかり、狡賢く優先させてしまっているのかも。

絵や写真で視覚化すること

image

最近、娘は言葉だけの説明でも見通しが立てられることも少しづつ出来るようになってきています。

もちろん、それは絶対ではなくて出来ないこともありますが、出来る回数も増えてきました♪

水族館でも大好きなボートに乗りたかったら、以前だったら絶対にその場から動こうとはしなかったけれど、

今では「イルカのショーを見てから後でもう一回みんなで一緒に来よう」と説明すると話を聞いてくれました☺

大好きなペンギンを先に見たかった場面でも、「後でもう一回来ようね」と説明したら聞いてくれたりしました👣

今までは何が何でも今やりたいことは今やらない時が済まないと駄々をこねる場面が多かったけれど、

「後で」でもちゃんと理解できるようになったのかもしれません。

家の中で遊びたいときも「ご飯を食べ終わったら」「パパもご飯が終わったら」とか、いつの間にか出来るようになってきています☺

 

親として、都合がいい時にだけ「後で」とか「ちょっと待って」とか「今度」とか使ってしまうことがあるから、

噓になってしまわない様に気を付けなくては。

一連のルーティンをこなさないと終わらない?

ターザンロープで遊ぶ自閉症児

パパの顔を平手打ちでパシッとやって、怒られて頭をパパにクレヨンしんちゃんのグリグリをやられるというルーティンが完成した娘は、それ以降面白くなってしまってずっと繰り返してしまうようになってしまいました💪

人を叩くのは悪いことなのだけれど、叩いたらそのお返しに頭をグリグリするのは矛盾しているという状況に自分でも違和感を感じながら、そうしないとこの一連のこだわりのルーティンが終わらないのでやってしまっています。

娘のこだわりのルーティンを終わらせる方法を上手いこと探したいかないといけません。しかも、力技でなく…

覚えている限りやりたい事は全部こなしたい!

実家に帰ると娘はやりたい楽しいことがあり過ぎて…全てをこなさなくてはいけない感じで次々と色々なことをやっていきます。

  • 木登り
  • 自転車で坂道を下る
  • 公園をめぐる(三か所)
  • 好きな遊具で遊ぶ
  • 角煮を食べる
  • 納豆巻きを食べる
  • 押し入れで遊ぶ
  • 二段ベッドで遊ぶ

それ以外にも色々あって、そういえばこの遊びは毎回やっているなっということをずっとやっていきます。
ただ、これは一日でこなすにはかなり親も含めてハードなメニューになります。
なので、実家に帰ったらとりあえずご飯の時以外はずっと外で遊ぶようになります。
この日は合計6時間ぐらい外遊びをしていました…

そして、調子がいいと更にお泊りをしたくなるのです。
昨日も、帰る空気を察したのか、やたらと、じいじにくっついて甘えるようになりました。
案の定、同じマンションの三階にあるじいじの家に行かないと気が済まないと癇癪を起こしました。

あまり見せない孫の猛烈な甘えを受けたせいで、じいじは「とりあえず、一回連れていけばいい」と言っていましたが、
娘の自閉症スペクトラムの特性を踏まえて、妹とばあばに止められていました。
一回行ってしまえば、その後はまた長くなってしまうし、それこそ毎回行かなくては気が済まなくなってしまいます。

そして帰り道はコンビニのフライドポテトを食べたくなります…
そのまま通過してしまえば何も言わなくなることもあるのですが、とりあえず知っているコンビニまではひたすら「ポテト」と言い続けます。
家に帰ってきたら、また普段の生活に戻りテレビをつけたりiPadをつけたり家でやらなくてはいけない事を始めるのです。

色々、全てに付き合うのは大変だけれど、
これだけ楽しいことや好きでやりたいことに溢れている世界だったら楽しいだろうな…
ずっとそんな風に生きるのは難しいだろうけれど、叶えられるのであれば叶えてあげたいな☺

気が済むまで満足するまで自由に好きなように遊ぶこと

最近、なんだか時間に追われていたのか?そういうつもりはなかったけれど、娘が気が済むまで好きなように公園で自由に遊ぶことに付き合うということができていなかったような気がします。

この日はプールに公園を終えてから行く予定でいたけれど、なんだか公園遊びが物足りなさそうだったので満足できるまで付き合ってみようと思い、プールへと急かすことを辞めて自由に遊ぶことにしました。

けして、追いかけっこをしたり、お話をするわけでもなく、ただひたすら自分の好きなように歩く娘をちょっと離れた距離から歩いて付いていき見守るという時間です♪

裸足になってもいいし、泥まみれになってもいいと思って久しぶりに公園で自由に居たら、2時間半くらい掛けて自分が知っているコースと好きな場所を制覇して満足していました。
その間にお茶をペットボトル500mlを二本も飲んだから、そうとう娘も疲れたのでしょう…「オウチ」と言って自転車の方に向かいました。

2時間半くらいの公園で娘と二人でマンツーマンは久しぶりだった気がします。
水族館や動物園など何かがある所では5時間、6時間位は平気で遊ぶけれど、近所の公園でゆっくり二人で遊ぶのは久しぶりだったので、
なんだかお互いにスッキリした気持ちになりました♪

娘も達成感があったのかスッキリした顔をしていました。
気が済むまで自由に遊びに付き合うことは、なんだかんだ言い訳をして最近できていなかったなぁと気が付きました。

心のどこかで次の場所に早く行かせようと仕向けたり、本当に小さいことで怒ったり、無理やり途中で辞めさせたり、

お金が掛かることではないから、時間や気持ちの余裕さえあればできることなのに…
それができていないことを反省…
無理しない程度にお互いに気持ちの余裕を持ってリラックスして遊べる時間を作っていきたいです。

順番や独自のルールなどのこだわり

娘には自閉症スペクトラムの特徴としても挙げられるこだわりや順番などのルールがあります。
この場所に行ったら、この順番で、この場所に行って、とかです。
今までは悪い言葉で騙し騙し、そういったこだわり崩したり、変更をすることもできたけれど
最近では言葉も単語で表現する事ができてきたので、かなり、しつこく要求する事も増えてきました。
それが通らないで「今日はなし」「また今度」とかを言葉とジェスチャーで伝えると、
「ワー!!」と大きな声を出して叩いたりします。

でも、良く考えると今までできなかったコミュニケーションが少しずつ取れています♪
親も色々な表現でストレスなく、こだわりやルールに対して柔軟に対応できるように考えなくては。

大好きなことよりも疲れを優先して帰れた

毎週のように通っているプールと公園の散歩。
毎回、プールの前に1時間以上の公園遊びと散歩がセットになっています。
その後に、プールに一時間位入るから3時間弱遊び続けることになるのですが…
今日は暑さで疲れたのか?それとも外遊びを2時間位したから疲れたのか…
そろそろプールに行こうといっても、「じてんしゃ」「おうち」と言って帰ろうとしました。
今までは、それでもプールの入り口を目の前にすればダッシュして走って一人で行ってしまうことがほとんどだったのですが…
今日は目の前にプールがあるにも拘らず、自転車の後ろに乗り込みました。
無理をしてプールで遊ぶことよりも、疲れたから家に帰ることを選択したのです。
娘の本当の気持ちはまだわからないけれど、何となくですが、すごく成長している感じがしました♪

こだわりをすぐに崩すべきか?

娘には、こだわりというか、そうでないと多分気持ちが悪い、嫌なルールがいくつかあります。

自閉症の子には、よく見られる傾向なのだろうけど。

最近では、家に着く前には、結んでる髪はすぐとりたい、コートや上着や靴下は脱ぎたいなどから、iPhoneでYouTubeを見る時は履歴の画面になってないと嫌だったり、それを見る時はクッションに寝転がるか、パパの膝の上に座るかしたかったり。

砂場や室内の遊び場に入る時は靴をどうしても脱ぎたかったり。

最近では、プールの深い方には絶対にパパとは、一緒には入りたくなかったり、お風呂も入りたくなかったり。

他にも沢山ありますが、別に、書き出して見ると本当に大した事ない事です。

ただ、頑なにパパと一緒に入るのを拒否したり、嫌がったりするのが、ちょっとショックなだけです。

プールの後などは、隙をついて突入するのですが、実際にお風呂に入ってしまえば、そこまで娘も嫌がりません。

ただ、出来る限り嫌なようです😿

そういう小さなこだわりとは、どの様に向き合って行くのが良いのだろうか?

早めに、絶対そうでなくちゃならない強いこだわりになる前に崩した方が良いのか?

ルーティンや流れを毎回、一緒にする事は覚えやすいメリットもあるけれど、デメリットもあるような気もします。

普段と違う事が起きると対応できなくて、取り乱したり、調子が一気に崩れてしまうのは、普遍的ではない事をルーティンにしてしまうからなのか?

最終的には、大人は、今あるこだわりなんて大した事ないって思ってしまいがちだけれど、子どもにしたら大した事ある大問題なのだろう。

ずっと普遍的に変わらないもの以外は、こだわりが強くなってしまわないように、今のうちに崩した方が良いのか、悩みどころです。

っていうか、パパとしては想定していた以上に早くお風呂に一緒に入るのを娘に嫌がられてショックだと言う話です☺︎

ルーティンを変えずに生活をすること

娘との生活をしていくうえで、いくつか既にルーティン化していることがあります。
同じ公園に行っても歩き方や道などが気が付けば、毎回だいたい一緒になってきています。
自然とそうなっているのか、娘が先導しているからなのかわからないけれど、心理学的にはこういったルーティンは変えるべきではないのか?
好きな場所とかだったら、多少の変更しても我慢できないことはなさそうだな…とか思いながらなんとなくずっとそのままです。
いつもと同じ場所、同じ道、同じような歩き方をずっとしています👣

別にこの程度のルーティンなら何も気にすることないのだろうけれど、ふと、いつまでこれが続けられるのだろうと思ってしまいました。
年齢を重ねて、環境が変われば公園に来る機会も少なくなって、一緒に散歩することも少なくなってしまうのかな?

実はずっと同じルーティンで生活をすることって本当に難しいことなんだと思いました…
20歳ぐらいの頃、ずっと同じようなループする毎日は送りたくないな…なんて思っていたけれど…
今はずっと同じルーティンの生活にもちょっと憧れている自分が居ます。

 

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