発達障害、自閉症スペクトラム、ADHD、知的障害のゆっくりさんの子どもとその家族の小さな小さな足跡です👣

LITTLE LITTLE FOOTSTEPS

発達障害 自閉症スペクトラム

産む前に障害があることがわかっていたら?どうする?

更新日:

ジェットコースターを眺める親子

我が家は一人目の長女の時も、次の年の二人目の次女の時も出生前検査は行なっていない。
無知というものは本当に恐ろしいもので、産まれる前に障害があるかどうかなんて気にしていなかったし、自分の子供が万が一そうだったら、どうする?なんて考えたこともなかった。
もちろん、何も知らないからこそ、たとえ障害があったとしても自分の子だから可愛いに決まっている、とそう思い込んでいた。
だからこそ、出生前検査をする必要性もわかっていなかった。

出生前診断について キチンと知っていますか?~検査を受ける前に理解を深めるサポートブック~

現在、長女が7歳、次女が6歳になり、上の子が自閉症スペクトラムだと診断されてから、もう5年以上が経ち、今では特別支援学校の一年生だ。
今も、同じような考えかどうか?と言われたら自信を持って「YES」とは自分は言えない。
だからと言って、過去に戻って長女を産む前に障害があることがわかっていたら産まなかったか?と言われたらそうではない。
本当に産まれて来てくれたことに感謝しているし、今も変わらず可愛くて仕方がないし心の底から愛している。
だったら、これから先に子供ができたとして、出生前検査をして障害児だったらどうする?と言われても、以前のように「絶対にそれでも大丈夫」「全く気にしない」と言うことは残念ながらできない。

自分の子どもが自閉症スペクトラムだと言うことの自覚というか、意識がようやく少しだけできるようになってきたのかも知れない。
将来に対する不安と現実を客観視することが今になって本当にやっと少しできるようになったのかも知れない。

障害がある子どもが産まれてきたらどうしよう?という不安が以前よりもずっと強くなったのだ。
もちろん、周りには兄弟や姉妹で自閉症スペクトラムどころか肢体不自由だったり重い障害を抱えている家庭もある。
比較することではないのはわかっているけれど、どう考えても比べ物にならないくらい大変な家庭もたくさんある。
そんな中で、弱気な発言だったり気持ちになってしまうのかも知れないが、やっぱり、色々考えてしまうのだ。

発達障害だけで言えば、世の中的には確率で言えば10%から15%くらいなのかも知れない。
ただ、兄弟や姉妹で言えば、やっぱり遺伝や血は関係しているのか?自分が見ている限りではもっと可能性はあると思う。
それを踏まえると、いくら3人目が欲しくても、誰に何を言われても、赤ちゃんは本当に可愛いことはわかっていても勇気が出ない…
賛否両論、様々な考え方があるとは思うけれど、正解か間違いかは誰にもわからない、自分で答えを正当化させて生きていくしかないのだと思う。

出生前診断の結果をめぐる家族の葛藤|日本看護協会

-発達障害, 自閉症スペクトラム,
-,

Copyright© LITTLE LITTLE FOOTSTEPS , 2023 All Rights Reserved Powered by STINGER.